2007年06月30日
レッツ!防犯


自販機マンデス
暑くて、暑くて、シにソーなんだけど、ジュースがたくさん、売れてくれるんだけど、やっぱり暑くて暑くて、夕方はもうフラフラなんだけど、やっぱり売れてくれるとうれしいし・・・なんだかコワレカケノラジヲの自販機マンデス。
写真は、「ガードロック」!いま、ウチの自動販売機には、ほぼ標準装備されている防犯機能だ。なんで、こんなところについてるかというと、こんなところから自動販売機を開けようとする輩が、過去にたくさんいたってことですねぇー

バールなんかで、こじ開けようとするんだな・・・成功率は結構低くて、未遂で終わるパターンのほうが多かった。でも、ウチとしては自動販売機をボロボロにされてしまうので、そっちの損害のほうがヒドイ。で、最初からこじ開け様なんて思われないように、「ガードロック」を取り付けてます。
こじ開け犯は、結構検挙率も高いようで、時々県外などの警察から照会があったりもする。「3年前、○○で、自動販売機の被害がありましたか?」って。別件で事情徴収されて、他の余罪まで洗いざらい警察に調べられて、結構な処罰を食らうらしい。
しかし、何年もさかのぼっての犯罪まで検挙するとは・・・さすが日本の警察!
2007年06月26日
ポリシー

自販機マンです
今日は、まじめな話。
自分たちの仕事について。
ウチとこの会社は、何を売り物にしているんだろう?
僕たち自販機マンは、「自動販売機にジュースを詰めるだけの簡単な仕事だから、だれでもできるよねぇ。」と、誤解を受けることが時々ある。それは、外れてもいないんだけど、この仕事の高みを目指している人にとっては、大きな誤解だと言える。むむっ
たとえば毎月、同じぐらい売上を上げてくる自販機マンがいたとして、でもやっぱり自販機マン同士で売り上げだけではない、差が出てくる。「彼の担当している自動販売機では、故障が極端に少ない」とか、「商品の返品率が極端に低い」とか。それは、自販機マンがそれぞれ、何を大切に仕事をしているかということが、反映されてくるんだ。そして、それが長い目で見るとお金だけではない、大切な大切な会社の財産

欠員が出た場合、、、新人さんでも地図を渡して、「ここの自動販売機に商品詰めておいで」と言えば、とりあえずの売り上げは、確かに下がることもなく稼いでくる。だって、商品自体は自動販売機が売ってくれてるから^^。でも、それをずーっと繰り返していると、絶対に良くないんだよね、自動販売機がすねちゃって、「たまには掃除してくれよぉ・・・」「新しい商品も入れ替えてよぉ」と、故障してみたり、いつも買ってくれているお客さんを手放したり・・・。
自販機マンは、大体3年過ぎてからがほんとにいい仕事をしだす目安かなぁ。もちろん、かなりの個人差はあるけど。1年目は、わけもわからず怒られながら、覚えながら春夏秋冬をこえて、2年目で春夏秋冬の段取りすることを覚えて、3年目で 自分なりによりよい方法を考え、成功や失敗をしてみてる。そこからが、本物になってゆく入口かなぁ。
ウチは、大きなくくりで言うと販売会社。
商品を仕入れて、販売をして、その差額から利益を稼いでいる。
確かにそれは間違いない、間違いないんだけど実は本質はちょっと違うと思う。
自販機マンたちは、自分たちの「自動販売機を管理する能力」を売ってるんだよね。そして、会社はそのスタッフの能力と、自社の理念や、教育を含めた管理ノウハウを、メーカーに売ってるんだよね。これが、きっと自販機マンの仕事の一番本質に近い考え方だ。
うちの会社では、セットが悪いとか、自動販売機が汚いとかって怒られることはあるけど、「なんでこんなに売り上げが少ねぇんか!」って言って怒られることは、ほとんどない。まぁ、小言は言われたりするけど。やけん、あんまりもうからんのかなぁ^^
2007年06月25日
みつけた!

自販機マンです
写真は、市内某所に「自動販売機の設置提案書」を持って行く時に使用したものです。「ここに置いたら売れると思うから、置いて~」って。

よく見つけてくるでしょ~こんなスペース

自販機マンは目ざといんです

わずかなスペースでも、いい場所はいいんです

その目利きをするのも、自販機マンの腕だな

休みの日、お出かけした先でも、「あ、ここに置いたら売れそう」とか「そういえばこの辺は、うちのがほとんどないなぁ」とか「ここ目立つけどだめだよ、売れねーよ」とか・・・
よその自動販売機を見かけては、「この自販機の売り上げこれぐらい~


「おぉ、見事なセッティング!清掃も見事だ・・・こいつやるなぁ、ニヤリ」
ハッキリ言って、職業病です
脳内アブナイやつです。
買いもしないのに、自動販売機をジロジロ見たり、ウロウロしてるおっさん がいたらそれは私です。
そっとしといてください^^
おかげさまで、この場所にはすでに自動販売機が設置されて、鋭意稼働中です。
2007年06月23日
募集中!

自販機マンです。
現在、新人さん募集中!・・・なんだけど、求人難だな

確かに、夏は暑いし、冬は寒いし、雨の日も外で仕事だし、力仕事だし・・・ああぁぁこんなこと書くから、イメージ悪くなんのかも。
うちの会社じゃないんだけど、女の子がルート回ってるところもあるよね。最初見たときびっくりした!えっ・・・うらやましいなぁ、うちでも女の子採用しないかなぁって。
この梅雨が明けたら、おれたちの季節だ!
新人さ~ん、いらっしゃーーい!(三枝風
2007年06月20日
どうなんだろう?

自販機マンデス
急遽、写真の商品「麦茶」と「ウォーターレモン」を、販売するようになったんだけど・・・。
実はこの商品、今年の夏物新商品の取扱い品目を決めるミーティングの中で、扱わないと決めた商品だったんだけど

ちなみに、ミーティングの時、この2品が選考にもれた大きな要因は、「基本的に500mlの商品は、自動販売機の中にセットできる数が、かなり限られているから、あまり品数を増やせない。」ということと、「レモン水と言う商品を100販売する、麦茶は去年は100円(缶)で販売していたから割高感があるかも」などなどの理由で、選考にもれたのでした。
ただ、よくよく考えてみると、麦茶はペットボトルで130円とお買い得だし、ウォータレモンは夏場には最適の商品だナァ・・・。全国的にも売れてるってゆうし



ともかく、新しい商品の仲間が増えたんで、また張り切ってセットしていこっと

2007年06月14日
対決!窃盗犯③

自販機マンデス
「千円札が詰まった」という連絡を受けて、現地に行くと銀紙が詰められていた。こんな事例が頻発するようになった。犯人は、管理会社から後日返金があると伝えても、「これから支払があるから、お金が足りないと困る。」「昼飯代しか持って出てないから、今すぐ返してもらわないと困る。」と、その場での返金を求めて、設置しているお店や事務所の方に立て替えを要求し、修理に駆けつけた担当者が自動販売機を開けると、千円ではなく銀紙が入っているという手口だった。
「人の好意を逆手に取る卑劣なやり方だ

犯人は、直接管理会社に連絡すると、ばれてしまう為、あえて設置してあるお店などに立て替えるようにお願いして千円を掠め取る。そんなお店の人の好意を逆手に取る手口に、我々は腹を立てるとともに、密かに犯人捕獲作戦を練り上げたのであった。
作戦を練るにあたり注意した点はこうだ。
1、電話を受けるときや、作業中に声をかけられるとき、絶対に「怪しいかもしれない」などと偏見を持って応対しない事。あたりまえのことだが、犯人以外の人は、困ってるからなんとかしてって我々にSOSを投げかけているのだから、いつもどおり誠実に対応して欲しいということ。
「この前、お金入れても商品が出らんかったよ」といわれ、間違っても「本とですか?」とか絶対言うなよ、ちゃんとデータを取って故障箇所を確認して、報告・返金して差し上げる事!そう上司がほえた。
2、どんなに怪しくても、99%の確信があっても、現行犯以外では絶対手を出すな。
ある担当者が「この前千円入れたけど出てこんかった」と、声を掛けられたので、売上金額の誤差があったか照会するため、事務所に電話をかけ始めたら
「あぁ、あぁ、ちょっと待って、俺の勘違いやったかもしれん、もういいわ」と言い始めたひとがいた。
「いや、お急ぎでしたら、後日報告と返金をしたいので、お名前とご連絡先を教えていただけませんか?」と言ったところ、走って逃げだしたそうだ。
実際、その自動販売機での千円札の詰まりの事実は、過去3ヶ月にさかのぼっても発生しておらず、また、事前にその担当者が担当している、3件ほどのお客さんから聞いていた犯人の風貌などの情報と、酷似していた為、担当者は絶対あいつが犯人や!と言い、「今度あったら、とっ捕まえてやる!」といっていた。が、
「自分達の目的は、被害に合わないことであって、犯人を捕まえる事じゃねェやろ?そりゃ、捕まえられるに越した事はないけど、そのために万が一の怪我とか、信用を失うとか、そのほうがはるかに損害が大きいじゃねェか。」と、いさめられた。確かに、我々が1番してはいけないこと、そして1番危険な事は、「疑う事」であった。
3、とにかく、情報を集める。
発生場所、日時、時間帯、回数、そしてできれば、犯人の個人情報・・・。これらを履歴として残し、データ化する。実際、警察などは小さな事件などでは本気で動いてくれないので、逆に動きやすいように、事実を積み上げ連続窃盗犯として警察に提出しよう。と、いうことになった。
各お店に、協力依頼の文書チラシを作成したり、発生情報の履歴をデータ化したり、確実に犯人への包囲網は狭まりつつあったが・・・。
「最近、千円詐欺おきんなぁ」
「おんなじ場所では通用しない手口やけん、もうせんかもな」
「うちの会社だけが狙われちょったんやろうか?」
「それは、わからんなぁ・・・会社によって対応は違うやろうし」
「とりあえず、一時休戦、でいいんすかねぇ」
「そうおもっていいんじゃね?今度仕掛けてきたら・・・ニヤリ」
「ニヤリ」
尻切れトンボ的に終わってしまった、今回の窃盗犯との対決。振り返ってみると、我が社の対応は決して早かったとは言えないかもしれないが、逆に、自分達の使命や人との応対の大切さ守りながら、犯人を追い詰める事が出来たとは思う。高い代償を払った戦いではあったが、それを乗り越える事が出来た我々は、また1つ新たなノウハウと誇りを獲得する事が出来たのであった。
ってか、盗ったかね返せ!コノヤロー!
おしまい
2007年06月13日
対決! 窃盗犯②

自販機マンデス
会社に電話がかかってきました。
「さっき、千円札をいれて詰まったって言うお客様が来て、自動販売機をみたら、お札中止のランプがついてたから、千円立て替えちょるけん。修理来て貰える?」
自動販売機を置いてもらっている、お客様からです。
「かしこまりました、担当者に連絡を取り、本日中にはお伺いするよう手配します。」
そして、担当者が自動販売機に到着し、鍵を開けて確認してみると・・・「?・・・あれ?・・・千円札が一枚も入ってない?」そこで、お客さんに確認
「○○さん、お世話になります。今、自動販売機のなかを確認したら、千円札が1枚も入ってないんですよぉ。」
「えっ?詰まってなかった?じゃあ・・・」
「はい、詰まってないってゆうか、千円札投入の事実がないですね・・・自動販売機の払い出しデータも確認しましたけど、千円札は投入0、払い出し0でした。(いまは、ここまでわかるんです)」
「!!やられた、寸借詐欺か!」
「お札中止ランプがついてたのは、これ・・・」
「ぎ、銀紙・・・」
「タバコの銀紙じゃないかと思うんですけど、これを針金かなんかでグイグイ中に入れて、お札中止ランプを点けて、信用させようとしたんだと思います。」
「腹立つナァ~

「まったく、腹が立ちますね!とりあえず、○○さんに立て替えてもらった千円はコチラのほうでお返ししますね。警察には、ウチの会社が被害者と言う事で報告しておきます。識別機は、銀紙が詰まっていたのをとりのぞいたら、正常に作動してますので大丈夫だと思います。」
「う~ん、それにしても腹が立つ。すまんねぇ、わざわざ来てもらって・・・」
「いえ^^。またなにかありましたら、すぐお電話くださいね。ありがとうございました。」
こんなやりとりが、この窃盗犯との対決の始まりだったのだ。
つづく
2007年06月11日
対決!窃盗犯

自販機マンデス
解かりにくいですが・・・写真は、千円札識別機の、センサー部分です。
実は、弊社はつい最近までこの識別機を狙った窃盗犯と対決してたんです



解かりにくいですね^^。被害に対してアレコレ対策と実践を繰り返ししているうちに、いつのまにか被害報告がなくなった、と言う事です。そして、犯人の逮捕にはまだ至っていないと言う事です。犯人は、自分に包囲網が迫りつつあるのを感じて、やめたのかもしれません。実際、担当者レベルではかなりの情報が集まっており、次に同じ手口で来た場合は、当事者にたどり着ける、と言う所まで来ていたのに・・・

自分達の目的は、被害に合わないことであって、犯人を捕まえる事ではないからこの対決には一時的には勝利したのか

でも実際には、被害にもあってるわけで、その意味では敗北か

このビルバリ(紙幣識別機)を使った窃盗犯の手口とはどんな物だったのか?それにたいして、行った対策はどんな物だったのか?そして、本当にこの手口の犯罪は撲滅できたといってよいのか?
以下、続く!ってか・・・長くなるかも

2007年06月09日
地震が多いですが・・・
自販機マンです。
地震が多発してますなぁ


地震に限らず、台風なんかの災害の対策として、自動販売機には転倒防止のコンクリート板を下にすえつけます。大分は比較的、転倒防止コンクリート板の据付がキチント行われているようですが、東北など他の地方ではあまり意識されていないところもあるようです。ありましたよねぇ、東北でも大きな地震・・・。自動販売機による人的被害は無かったようですが、何台か倒れたと聞いています、おぉこわい

安全対策には万全を期しているつもりでいても、予想外の災害ってやっぱりあるわけで、特に大分なんかは台風の時期とかは、ピリピリしてしまう。3年前ぐらいに大雨が降ったときは、市内で何台か自動販売機が丸ごと水没したこともあったなぁ




どうか、これ以上でっかい地震が来ませんように!
どうか、今年は台風が来ませんように!
どうか、大水などが出ませんように!
僕らの仕事は、はっきりと天候によって左右される天候商売だから、いつも思ってます。
「明日天気にな~れ!」って。
2007年06月08日
嫁入り

自販機マンデス
今週嫁入りした、またはする予定の自動販売機達です。



日々、お婿さんになってもらえる人、場所を探して、嫁入りが決まればなるべく皆にかわいがってもらえるように、エステ並にキレイに見えるようにディスプレイや、ポップのハリツケをします。

今週は、ありがたいことに古国府で1台、鶴崎で3台、上野が丘で1台、別府で1台、嫁入りさせていただきました


本当は来週にも1台嫁入りが決まっている場所があったんだけど・・・先方から婚約破棄




2007年06月02日
そこに熱い想いがあるのよ・②


商品見本の並べ方・・・不定期にだけど、朝礼などで予備自販機を使って、みんなの前でまだ何も並べられていない状態から、一から見本を並べてゆくような研修をする事があります。面白いんだナァ・・・これが!
「なぁ~んで、その商品がそこにくるかなぁ!」とか「おまえ、今年はこの商品を売らんつもりかえ?」とか、厳しい突っ込みがびしびしきます



基本的には、コーヒー類は、最上段に並べます。と、言うより「ジュース類を最上段に並べない」といったほうが正解かも。ジュース類を最上段に並べだすと、「バカタレ!


コーヒーは、大人が飲むから基本的には何処に並べてもいい。でも、小さい子どもが買いに来て、メロンジュースとかが届かない位置にあったら、悲しい想いをさせるじゃないか!と言う事です。
一番、購入しやすく、目に付くのは右下、お金の投入口付近です。実際右側付近にある商品のほうが購入に結びつきやすいと言うデータも出ています。お金を入れるとき必ず目を向けますもんね。だから、中段の右側に新商品や、売れ筋商品を持っていきます。ただこれは、僕の場合。担当者によっては、逆の発想で新商品・売れ筋用品はほっといても売れるから、左側、あまり売れてないけど自分が自信を持って進める商品を右側、と考えてる人もいます。


コーヒーは、探してでも選んでもらえる自信があるから、左上段から、とか、ドリンク剤はホントに必要な人のためのものだから、左側とか、ほかにも細かい事を言い出せばきりがないんだけど・・・、日々、より快適な飲料シーンを作り出す為の試行錯誤の繰り返しですなぁ

2007年06月01日
そこに熱い想いがあるのよ

一見、無機質に見える自動販売機。だけど、よ~くみるとそこには、自動販売機にかける想いを読み取る事ができます。例えば、商品見本の並べ方・・・これをよ~く見ていると、セットした人がどのように考えて、セットしているかが見えてきます。

会社によって、商品の並べ方の指導や方針は微妙に違っているようです。また担当する人によっても、な~ンも考えてねぇなぁコイツって人から、この人はやさしい人だナァって思えるセッテイングをする人まで様々です。
写真のセッティングは、今現在ウチの会社で指導しているセッティングが、ほぼ守られている自動販売機です。コーヒー類が上の段にきています。ウチの会社では、コーヒー類が下の段にセッテイングされていると怒られます。


いいジャン別に・・・上だろうが下だろうが、きれいに並べてなんの文句があるんだ・・・なんて口答えしようものなら、同僚の失笑と上司の「バカタレ!」が飛んできます。
何故、ウチの会社ではコーヒーが下の段ではいけないんだろ?自動販売機の商品見本はどんな理由であんな並び方をしてるんだろう・・・・つづきは、また今度