2009年08月25日
喜ばしいことです♪
自販機マンです。
毎年この時期、夏休み時期になると「自販機荒らし」が出てきます。
けして偏見を持つわけじゃないけど…
経験上、学校が休みのときは発生率が高まります。
・・・が、今年は! なんと! 8月の発生は 0件!
他のオペーレーターからも、やられたって話きかないもんな~
なんでだろう?
そういや、最近減ってきてる気はしてたんだけど
そういや、今年の夏はテレビで稲川淳二も見ないな・・・
関係ねっか
なんにせよ
このまま平穏に行ってくれよ~^^
2009年04月09日
やられた・・・



自販機マンです
自販機荒らし・・・
ダレダ!コノヤロー!!
日曜日
朝魚釣りに5号地へ
竿出して、餌つけて
釣り糸垂れて
10分後ぐらい
会社から連絡があり
「大分中央警察署の方から連絡が・・・」
泣く泣く竿を納めて
現場へ

バールこじ開けの手口だな
警察と一緒に指紋とって
指さし写真とって
被害届を出して・・・
休日の午前中は過ぎて行ったのであった・・・
これで犯人が捕まらなければ
報われない

ちなみに、やられた自販機は
翌日入れ替えをして
現在も鋭意稼働中です^^
2008年12月10日
ガードロック!!
自販機マンです。
そろそろ年末に差し掛かり、あわただしい雰囲気になってきたぞ。今年の冬の売れ筋も、ほぼ読めてきて、本格的な寒い時期に向けての自販機の商品セッティングの最終調整に、走り回ってます^^
毎年年末になると、残念なことに自販機荒らしの確率が上がります

許しませんよ!
そんなことはっ

ってんで、荒らされそうなところには、このガードロックがついてます。
あと、警察なんかも見回り強化をしてる地区があったりとか
なんか、自販機荒らしってメジャーな犯罪になった感があって
けっこう、取締りの強化や検挙も増えてるようだ。
あ~今年は1件もやられんかったらいいなぁ~

2008年05月12日
自販機荒らし

自販機マンです。
連休中にやられた自販機。
痛々しい・・・
無理やりこじ開けてる
バールか?
相当時間をかけてやった形跡がある。
警察に被害届を出し、指紋や状況写真を撮りました。
売上金の盗難もさることながら、器物破損での自販機本体の
損害の方が甚大です。
犯行現場は、わさだタウン周辺で、この自販機での近辺でも
同様の手口でやられたところが何台かあるらしく
警察では、同一犯とみて指紋の照会や警らを行っているらしい。
自販機荒らし・・・みんな捕まらないと思ってやるんだろうけど・・・
年に何回かは、警察からの照会がある。
「○○警察署ですけど、○年○月、どこどこの自販機で盗難の事実がありませんでしたか?」
とかって。
県内だけじゃなく、県外で捕まるパターンも多いかな?
他の、交通違反や犯罪とかで指紋を採られて、余罪として出てくるパターンも多い。
5年前の被害届の照会があったこともあったもんなぁ。
悪いことはしてはいけません!!
悪意を持ってしたことは、された方からは許してはもらえませんよ。
あと、大分県警さん
絶対捕まえてくれ!
2008年03月04日
窃盗犯ではないけれど②
自販機マンです
前回の続き
ある特定の自販機について、ほぼ2日おきに電話がかかる・・・
「お金が入らなくて使えない
「千円が入らない
その度に、担当自販機マンが現地に向かう
担当自販機マンが休みの時は、仲間の自販機マンがフォローする。
そして、結果はいつもこうだ。
「コインメック(入れたお金の通り道)に葉っぱが詰まってた
「ビルバリ(お札の識別機)に葉っぱが詰まってた
そして、今回
「コンセントが抜かれてた
誰だ!?
明らかに、イタズラだが度が過ぎている。
子供が、ちょっといたずらで・・・紙をを詰めちゃったって
ことは、実は結構よくある事で、
自販機マンからすると、残念で、大変なんだけど
まぁ、しょうがないかなぁってみんな思ってる。
ただ、今回の自販機については、もう10回以上
続いていて、こうも頻繁だと
この自販機で出勤前のコーヒーを楽しみにしている人たちや
新商品を買おうとわざわざ足を運んだ人たちに迷惑がかかる。
そして、売上が下がれば設置先オーナーさんが楽しみにしている
販売リベートも下がってしまう。
人様に迷惑をかけない。
自販機マンが走り回る事で収まるイタズラ程度ならばいいが、
こうとなれば、不本意ながら自らの存在使命のために
自販機マンとして戦わなければならない!
今、その作戦を練ってる中
「お金が入らない、戻ってこない」と電話をくれる方は、本当にありがたい。
自動販売機に異常があることを伝えてくれるのだから。
ありがとうございます。
そんな方たちが、何の憂いもなく自販機を使用できる
秩序の回復を急がねば・・・!
2008年03月03日
窃盗犯ではないけれど・・・
自販機マンです
過去
「500ウォン窃盗犯」
「自販機こじ開け窃盗犯」
「千円寸借窃盗犯」
「商品引き抜き窃盗犯」
と、様々な窃盗犯と対決し、
社会秩序を守るため、
自らの信用を守るため、
そしてなにより、自分や家族の生活の糧を守るために戦い
辛くも勝利を収めてきた我々自販機マン。
しかしまた、ここで新たな見えざる敵の気配が・・・!
つづく?
2007年09月15日
ムリムリ!
自販機マンです
写真は「ガードロック」さんです

自販機こじ開けようなんてやつぁ俺がゆるさねぇ

ぜってー開けてやんねーからよう

俺が、ここでこう、ぐっと踏ん張って
ぜってー開けてやんねーからよう

って言ってるかどうかは不明だが、頼もしい味方です

2007年09月14日
対決窃盗犯
自販機マンです
確かに補充した商品が、次に行ってみたら1本ものこっていない。
最初は「おっかしいなぁ、おれ入れ忘れたんやろうか・・・」
だけど、次に行って似たら同じように1本もない
「イジェクタメカの故障か?」
だけど、いくら調べても不具合は見つからない・・・
わからん・・・
首をひねりながら、原因を探ってみた。
「誰かが、引っこ抜きよんのやねんかえ」
みんな、最初はそう思ったんだけど、物理的に不可能なはずなんだが・・・
みんなで、試しに取り出し口から手を突っ込んで、商品に手が届くかやってみた
「イテテテtえ!」
あたりまえである、取り出し口から、手を突っ込んでも商品に触れるところまで、手の入る隙間なんてないもの・・・ん?
逆を言えば、それぐらい小さくて細い手なら入るってことだ!
そう、この「引き抜き犯」は取り出し口から手を突っ込んで、直接商品に触れ、ペットボトルの細い首のところを思いっきり引っ張って商品をかすめ取っていたのだ!
この手口が分かってからは、対応は早かった。
なかには「剃刀でもつけちょけ」って物騒なこという奴もおってけど
引き抜き防止板ってのを取り付けたり、ペットボトルのセットを絶対手の届かない所に変えたりと。
現在の機械は、イジェクタメカの構造自体が、商品に手を触れることができないようになっているため絶対に不可能と思う。
ちなみに、この手口を公開するってことは、うちとこの会社では、対策がすんでやられる心配がないから

しっかし・・・うちの会社の人間は、なんどやっても取れなかったのに・・・這いつくばって手を入れても手が変な方向に曲がっちゃうし、痛いし・・・
やっぱり子供がやってたんだろうか?
起きるときは、1日に2~3台と結構頻繁に起きてたもんなぁ・・・
ちなみに、今年はまだ0件!
もうやらんといてね

2007年09月13日
対決窃盗犯
自販機マンです
時々、1本買ったら何本も出てきたとか・・・そんな経験をしたことがある人もいるかも
それは、写真のイジェクタメカの故障か、「細い缶」・「太い缶」の横幅設定のミスです

イジェクタメカの、構造のすきを狙った窃盗犯
彼らが狙ったのは、金戦ではなく、自販機内にある商品だった!
イジェクタメカというのは、商品を搬出するときに働く機構のことで、
補充された商品は、落ちてしまわないようにここでストップされている。
商品が購入されると、白い部分が「ガッッチャン」と開き、1本だけ搬出される仕組みになっている。
その時、全部の商品が落ちてしまわないように、そして1本出てしまった後にまた、1番下に商品が来るように、一連の動作を時間差をつけて行うもの。
特に、ペットボトルが登場したころから頻繁に起こるようになったこの窃盗事件は、
当初発見が困難で、実際数どれだけやられたかってゆうのも、
いまとなっては、ちょっとわからない。
発見のきっかけは、確かに補充した商品が、その列だけ1本も残っていなかった・・・
つづく
2007年09月12日
そういえば・・・
自販機マンです
今年の夏は平和に過ぎていきそうだなぁ

実は、夏場は学校などが休みなこともあって、イタズラとか自販機荒らしの発生率がぐーんと高くなり季節でもある。

学生さんがやってるんだろうなぁと思われる手口がいくつかあって、
「大人じゃ無理!でも小中学生だったらあり得るかも・・・」
という手口が、去年ぐらいまでは休みの時期に定期的に発生してたんだけど
今年は、自分の知る限りまだない。
「これは、未遂の後か?」ってのはあったけど・・・
写真は、イジェクタメカという部分。
金銭の窃盗じゃないけど、このイジェクタメカの構造のすきを狙われた手口・・・
続きはまた今度
2007年07月12日
無理ですから・・・

自販機マンです
無理ですから・・・
千円札の投入口を壊して、中の千円札を取ろうとした跡ですね。バキバキっと開けたら千円札がどっちゃり入ってるって思ったんでしょうが、未遂に終わりました。それにもし、ここが開いたとしても千円札は取れない仕組みになってます。もっと言うと、中に入ってる千円札なんてよっぽど売れる所じゃないとそんなに入ってないんです。小銭ばっかりですから・・・。
無理なんです、今の自動販売機には過去の苦い経験をもとに数々のセキュリティーの対策が取られていて、外から開けるのはほとんど不可能なんです、だからもうやめてほしいです・・・


結局この自動販売機は、部品交換・鉄板交換・再塗装が必要なため、違う新しい自動販売機と入れ替えることになりそうです。ずっと自動販売機が止まったままだと、迷惑かけちゃうもんねぇ

2007年06月14日
対決!窃盗犯③

自販機マンデス
「千円札が詰まった」という連絡を受けて、現地に行くと銀紙が詰められていた。こんな事例が頻発するようになった。犯人は、管理会社から後日返金があると伝えても、「これから支払があるから、お金が足りないと困る。」「昼飯代しか持って出てないから、今すぐ返してもらわないと困る。」と、その場での返金を求めて、設置しているお店や事務所の方に立て替えを要求し、修理に駆けつけた担当者が自動販売機を開けると、千円ではなく銀紙が入っているという手口だった。
「人の好意を逆手に取る卑劣なやり方だ

犯人は、直接管理会社に連絡すると、ばれてしまう為、あえて設置してあるお店などに立て替えるようにお願いして千円を掠め取る。そんなお店の人の好意を逆手に取る手口に、我々は腹を立てるとともに、密かに犯人捕獲作戦を練り上げたのであった。
作戦を練るにあたり注意した点はこうだ。
1、電話を受けるときや、作業中に声をかけられるとき、絶対に「怪しいかもしれない」などと偏見を持って応対しない事。あたりまえのことだが、犯人以外の人は、困ってるからなんとかしてって我々にSOSを投げかけているのだから、いつもどおり誠実に対応して欲しいということ。
「この前、お金入れても商品が出らんかったよ」といわれ、間違っても「本とですか?」とか絶対言うなよ、ちゃんとデータを取って故障箇所を確認して、報告・返金して差し上げる事!そう上司がほえた。
2、どんなに怪しくても、99%の確信があっても、現行犯以外では絶対手を出すな。
ある担当者が「この前千円入れたけど出てこんかった」と、声を掛けられたので、売上金額の誤差があったか照会するため、事務所に電話をかけ始めたら
「あぁ、あぁ、ちょっと待って、俺の勘違いやったかもしれん、もういいわ」と言い始めたひとがいた。
「いや、お急ぎでしたら、後日報告と返金をしたいので、お名前とご連絡先を教えていただけませんか?」と言ったところ、走って逃げだしたそうだ。
実際、その自動販売機での千円札の詰まりの事実は、過去3ヶ月にさかのぼっても発生しておらず、また、事前にその担当者が担当している、3件ほどのお客さんから聞いていた犯人の風貌などの情報と、酷似していた為、担当者は絶対あいつが犯人や!と言い、「今度あったら、とっ捕まえてやる!」といっていた。が、
「自分達の目的は、被害に合わないことであって、犯人を捕まえる事じゃねェやろ?そりゃ、捕まえられるに越した事はないけど、そのために万が一の怪我とか、信用を失うとか、そのほうがはるかに損害が大きいじゃねェか。」と、いさめられた。確かに、我々が1番してはいけないこと、そして1番危険な事は、「疑う事」であった。
3、とにかく、情報を集める。
発生場所、日時、時間帯、回数、そしてできれば、犯人の個人情報・・・。これらを履歴として残し、データ化する。実際、警察などは小さな事件などでは本気で動いてくれないので、逆に動きやすいように、事実を積み上げ連続窃盗犯として警察に提出しよう。と、いうことになった。
各お店に、協力依頼の文書チラシを作成したり、発生情報の履歴をデータ化したり、確実に犯人への包囲網は狭まりつつあったが・・・。
「最近、千円詐欺おきんなぁ」
「おんなじ場所では通用しない手口やけん、もうせんかもな」
「うちの会社だけが狙われちょったんやろうか?」
「それは、わからんなぁ・・・会社によって対応は違うやろうし」
「とりあえず、一時休戦、でいいんすかねぇ」
「そうおもっていいんじゃね?今度仕掛けてきたら・・・ニヤリ」
「ニヤリ」
尻切れトンボ的に終わってしまった、今回の窃盗犯との対決。振り返ってみると、我が社の対応は決して早かったとは言えないかもしれないが、逆に、自分達の使命や人との応対の大切さ守りながら、犯人を追い詰める事が出来たとは思う。高い代償を払った戦いではあったが、それを乗り越える事が出来た我々は、また1つ新たなノウハウと誇りを獲得する事が出来たのであった。
ってか、盗ったかね返せ!コノヤロー!
おしまい
2007年06月13日
対決! 窃盗犯②

自販機マンデス
会社に電話がかかってきました。
「さっき、千円札をいれて詰まったって言うお客様が来て、自動販売機をみたら、お札中止のランプがついてたから、千円立て替えちょるけん。修理来て貰える?」
自動販売機を置いてもらっている、お客様からです。
「かしこまりました、担当者に連絡を取り、本日中にはお伺いするよう手配します。」
そして、担当者が自動販売機に到着し、鍵を開けて確認してみると・・・「?・・・あれ?・・・千円札が一枚も入ってない?」そこで、お客さんに確認
「○○さん、お世話になります。今、自動販売機のなかを確認したら、千円札が1枚も入ってないんですよぉ。」
「えっ?詰まってなかった?じゃあ・・・」
「はい、詰まってないってゆうか、千円札投入の事実がないですね・・・自動販売機の払い出しデータも確認しましたけど、千円札は投入0、払い出し0でした。(いまは、ここまでわかるんです)」
「!!やられた、寸借詐欺か!」
「お札中止ランプがついてたのは、これ・・・」
「ぎ、銀紙・・・」
「タバコの銀紙じゃないかと思うんですけど、これを針金かなんかでグイグイ中に入れて、お札中止ランプを点けて、信用させようとしたんだと思います。」
「腹立つナァ~

「まったく、腹が立ちますね!とりあえず、○○さんに立て替えてもらった千円はコチラのほうでお返ししますね。警察には、ウチの会社が被害者と言う事で報告しておきます。識別機は、銀紙が詰まっていたのをとりのぞいたら、正常に作動してますので大丈夫だと思います。」
「う~ん、それにしても腹が立つ。すまんねぇ、わざわざ来てもらって・・・」
「いえ^^。またなにかありましたら、すぐお電話くださいね。ありがとうございました。」
こんなやりとりが、この窃盗犯との対決の始まりだったのだ。
つづく
2007年06月11日
対決!窃盗犯

自販機マンデス
解かりにくいですが・・・写真は、千円札識別機の、センサー部分です。
実は、弊社はつい最近までこの識別機を狙った窃盗犯と対決してたんです



解かりにくいですね^^。被害に対してアレコレ対策と実践を繰り返ししているうちに、いつのまにか被害報告がなくなった、と言う事です。そして、犯人の逮捕にはまだ至っていないと言う事です。犯人は、自分に包囲網が迫りつつあるのを感じて、やめたのかもしれません。実際、担当者レベルではかなりの情報が集まっており、次に同じ手口で来た場合は、当事者にたどり着ける、と言う所まで来ていたのに・・・

自分達の目的は、被害に合わないことであって、犯人を捕まえる事ではないからこの対決には一時的には勝利したのか

でも実際には、被害にもあってるわけで、その意味では敗北か

このビルバリ(紙幣識別機)を使った窃盗犯の手口とはどんな物だったのか?それにたいして、行った対策はどんな物だったのか?そして、本当にこの手口の犯罪は撲滅できたといってよいのか?
以下、続く!ってか・・・長くなるかも

2007年05月11日
対決!窃盗団・完結

この写真は、「偽造500ウォン」に対応する為作られた、当時の新型コイン識別機です。

「偽造500ウォン」は、普通にお店に言って使おうとしてもしても使えませんでした。というか、そのお金を出したとたん偽造とばれて、即逮捕!でしょう

ただ、自動販売機に投入すると、「あ、これは500円だ」と自動販売機が認識してしまう、加工を施されてました。この「偽造500ウォン」を作った窃盗団は、夜な夜なひと目のなくなったときを見計らって・・・「500ウォン入れて、返却レバーを押す・すると500円が返ってくる」ということを繰り返したのだ。そうすると、自動販売機の中の500円は、そっくりそのまま500ウォンに入れ替えられてしまうのだ。

当時は毎日のように、「おつりの500円が変なのが出た」とお客さんから電話があったり、会社の自動販売機管理担当者から「今日もやられてました」と報告がありました。
お客さんには、ちゃんとした500円と交換に伺い、警察には被害届を報告すると言う日々がつづいた。
基本的に500ウォンは、警察に行っても500円には換金はしてもらえなくて、結局被害者は自動販売機の管理会社に全てしわ寄せがくる形だった。「資料として、この500ウォンは保管しておきたい」といっても、「偽造硬貨は持っているだけで罪になるから」と、全て没収されたのであった・・・
早急な対応としては、、被害金額が大きくならないように「お釣りせんに500円を用意しない」「早めに売上回収をする」と言ったものだったが、被害をなくす為の根本的な解決にはならなかった。また、警察の対応も、現行犯でなければ逮捕できないと言う事で、時々職務質問をしたものが大量に「偽造500ウォン」を持っていて即逮捕!と言う事が何度かあったが、我々が期待するような成果を上げられずにいた。
「偽造500ウォン」を市場から締め出さなくては、業界はメチャクチャニなってしまう!我々の嵐のような突き上げを受けて、ついに新型の識別機がとうじょうしたのであった。これは「500ウォン入れて、返却レバーを押す・すると500円が返ってくる」という手口を封じる為の機能がついている。
具体的な仕組みはヒミツだが、「返却レバーを押したら、投入されたものがそのまま返ってくる」ようになっている。この機械の登場により「500ウォンを入れて、返却レバーを押すとそのまま500ウォンが返ってくる」という構図が出来上がった。
かくして、この新型識別機の普及とともに、「偽造500ウォン」もだんだんと姿を消し、現在ではまったく見られなくなったのであった。
猛威を振るった「偽造500ウォン」窃盗団も、我々の情熱と智恵によって退ける事が出来た!これからも、私達は快適な飲料シーンを守る為に戦ってゆくのであった!
あ~長かった・・・
めでたし めでたし^^
現在我々は、特に大分で頻発しているまったく別な手口を使った窃盗犯と対決中である、それはまたの機会に・・・
2007年05月08日
自動販売機の防犯 パート2
こんにちは
自販機マンです
数年前、猛威を振るった「偽造500ウォン」 自動販売機業界を震撼させたその手口とは・・・
当時のコイン識別機には、世界最高峰のセキュリティーシステムが登載されており、その事が自動販売機の「無人で販売する」というシステムの根幹を支えていた。
その事は、現在も変わることなく、「無人であっても販売機内の商品と金銭は安全に守られている」と言う事が守られていない限り、自動販売機は存在し得ない。
コインは、投入された後センサー部分を通過し、「大きさ」・「形状」・「重量」・「素材」によって識別され、通貨として認められなければそのまま返却口に返される仕組みとなっている。例えば「500円のような物」を投入しても、金属素材が違う、重さが足りない、などの理由で受け付けないため、実際に偽造硬貨を作るのは不可能だと思われていた。(偽造の500円を作るコストのほうが、はるかに高くつくから)
しかし、そんな自動販売機メーカーの自身を覆すかのように、「偽造硬貨」は登場してしまった!それは全く予期しなかった方向からの攻撃であった。
一から偽造硬貨を作るのではなく、現在流通している「安い通貨」を再加工して、より「高い通貨」として通用させる・・・。
当時500ウォンを手にした事のある人は、500円に似ているナァ、という程度の認識はあったかもしれない。しかしながら、世界に数ある通貨のひとつに過ぎず、当然冗談で500ウォンをそのまま自動販売機に入れても、センサーにひっかかり、通用しなかった。
だが、この500ウォンは、単に似ているというだけではなく「重さ」を除いた「大きさ」「形状」「金属素材」の部分まで、コイン識別機のセンサーをクリアするものであった!
当時そのことを知る人間はほとんどいなかったであろうと思われるが、「窃盗団」は偶然か、その事を知ってかは分からないが、500ウォンは重さの部分をクリアすれば500円として通用すると言う事に気付いてしまった!
そこで彼らが取った方法は「特殊なドリルを使い、一定の重さの分だけ削り取る」と言うものであった。削り取られた部分は、どの「偽造硬貨」も同じ形状をしており、大量生産を前提に作られている事が明白であった。そして、そのターゲットは紛れもなく「自動販売機の市場」に向けられている事も・・・
当時の500ウォンは、日本円にして約50円ほどの価値しかなかった・・・
つづく
自販機マンです
数年前、猛威を振るった「偽造500ウォン」 自動販売機業界を震撼させたその手口とは・・・
当時のコイン識別機には、世界最高峰のセキュリティーシステムが登載されており、その事が自動販売機の「無人で販売する」というシステムの根幹を支えていた。
その事は、現在も変わることなく、「無人であっても販売機内の商品と金銭は安全に守られている」と言う事が守られていない限り、自動販売機は存在し得ない。
コインは、投入された後センサー部分を通過し、「大きさ」・「形状」・「重量」・「素材」によって識別され、通貨として認められなければそのまま返却口に返される仕組みとなっている。例えば「500円のような物」を投入しても、金属素材が違う、重さが足りない、などの理由で受け付けないため、実際に偽造硬貨を作るのは不可能だと思われていた。(偽造の500円を作るコストのほうが、はるかに高くつくから)
しかし、そんな自動販売機メーカーの自身を覆すかのように、「偽造硬貨」は登場してしまった!それは全く予期しなかった方向からの攻撃であった。
一から偽造硬貨を作るのではなく、現在流通している「安い通貨」を再加工して、より「高い通貨」として通用させる・・・。
当時500ウォンを手にした事のある人は、500円に似ているナァ、という程度の認識はあったかもしれない。しかしながら、世界に数ある通貨のひとつに過ぎず、当然冗談で500ウォンをそのまま自動販売機に入れても、センサーにひっかかり、通用しなかった。
だが、この500ウォンは、単に似ているというだけではなく「重さ」を除いた「大きさ」「形状」「金属素材」の部分まで、コイン識別機のセンサーをクリアするものであった!
当時そのことを知る人間はほとんどいなかったであろうと思われるが、「窃盗団」は偶然か、その事を知ってかは分からないが、500ウォンは重さの部分をクリアすれば500円として通用すると言う事に気付いてしまった!
そこで彼らが取った方法は「特殊なドリルを使い、一定の重さの分だけ削り取る」と言うものであった。削り取られた部分は、どの「偽造硬貨」も同じ形状をしており、大量生産を前提に作られている事が明白であった。そして、そのターゲットは紛れもなく「自動販売機の市場」に向けられている事も・・・
当時の500ウォンは、日本円にして約50円ほどの価値しかなかった・・・
つづく
2007年05月07日
自動販売機の防犯


こんにちは 自販機マンです
今日は、自動販売機のセキュリティーについてのお話
上の写真は、韓国の通貨で500ウォンです。
削っちゃってますねぇ
ご存知の方もいるかと思いますが、これは数年前に大発生した、偽造コインでの窃盗事件の時に活躍した

特に、タバコの自動販売機や、いかにも売れいていそうな自動販売機が狙われ、多い時には1台で2万~3万ほどの被害があり、また1度だけではなく、度々被害に会う自動販売機もあったようです。主に日本の方ではない人が犯行に及び、捕らえられた犯人の中には、1日に20万円も騙し取った者がいたようです。
この事件が発生した当時、(九州での出所は福岡が発祥らしい)自動販売機業界は、自らのセキュリティーの裏をかかれた事と、その対応策の検討についておおわらわとなりました。自動販売機ビジネスの根本を覆すあってはならないセキュリティーの穴

このまま放置すれば、偽造通貨はますます増加し手がつけられなくなる!薄利多売で、紙のように薄い利益率しかないのにその売上が盗まれてしまっては食っていけない!いずれ、街の中から自動販売機は姿を消してしまうのか・・・このような、不条理のために!いや、許してよかろうはずもない、断固徹底抗戦だ!
自動販売機の製造メーカー・商品を供給する飲料メーカー・自動販売機を管理する我々オペレーターは一丸となりこの事態に立ち向かったのであった


次回、「偽造通貨・窃盗団」のその手口と、「自動販売機業界・その対策」の対決の結末を記します。
*このような行為は、単なる寸借詐欺のように軽いものではなく、「偽造通貨を作り、窃盗を目的として、計画的に行われた」行為となり、非常に重い刑罰に当たるそうです。(くれぐれもヨコシマな考えをッ持っちゃだめよ)